mizukawachiharu’s blog

水川千春の制作記録

神奈川

朝、おはようございます!ドヤで目覚める。隣や外から、おじちゃんたちの起き出した気配や音がする。合宿メンバーと、センターのラジオ体操へ。先月会った、スーさんやシンちゃんにまた会った。前回のイベントで、大阪心中を歌いたいと言って、一緒に曲をさがしたiさんもいて、覚えててくれた。iさんは、歯がないから、言葉は小さい、笑顔がめちゃよくて、ちょっと控えめで、なんか仲良しなんです。ドヤから外にでたら、人がいて、会って、動いて、それはどこでもおなじ。


 ←みんなで朝ごはん。


寿町のこと、うちもまだまだ知らないけれど、簡単に少しだけ。昭和30年以降にできた、日本3大ドヤの1つ。横浜の、中華街や山下公園のすぐ裏。約200×300㎡の小さな区画の中に、122件のドヤがつまってる。そのドヤに、6500人の人。半分は、60歳以上。98%が単身男性。80%が生活保護をうけてます(もじゃ先生レクチャーより)。小さなドヤの中にいるおじちゃんたちの、半分以上は、こもって寝たきり。ここの多くの人が、ここで最後をむかえます。

道には、昼間から呑んでるアル中のおじちゃんたちもわらわら。女ひとりで、初めていくと、めちゃ見られる。最初たぶんこわい。夜は1人で歩かないようにと言われました。気ははるけれど、でもどこか、アジアの別の国みたいだな。とも思う。タイとか。似た空気あります。ゆるくて、あぶなくて、やさしくて、日常で、ここに行き着いたおじちゃんたちを受け入れてきた町。今日はそんな感じのコトブキがみえます。そんな町に、おじゃましています。

気になる、落ちてるガラスの破片。

今回、これを拾ってます。今日は、コトブキを歩く。

夜、センターにいたスーさんとイツキさんと、みんなで傘さして銭湯へ。

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