mizukawachiharu’s blog

水川千春の制作記録

長野

雨。

紙の上で、消えたり戻ったりする、塩の結晶。

湿気をふくんだり、日にあたったりして、結晶が消えたり現れたりしながら、絵が育っています。
紙も呼吸してる。

天日に干されて、ふたたび現れた結晶は、
絵だから、前の線をおぼえて出てくるけど、一度、海水の粒にもどってるもんだから、水として流れたり染みたりした記憶をとどめていて、ほんの少し、前とは様子がちがっている。

塩のあぶりだしは、今まで以上に、生ものでした。

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