2013-06-26 長野 雨。紙の上で、消えたり戻ったりする、塩の結晶。湿気をふくんだり、日にあたったりして、結晶が消えたり現れたりしながら、絵が育っています。 紙も呼吸してる。天日に干されて、ふたたび現れた結晶は、 絵だから、前の線をおぼえて出てくるけど、一度、海水の粒にもどってるもんだから、水として流れたり染みたりした記憶をとどめていて、ほんの少し、前とは様子がちがっている。塩のあぶりだしは、今まで以上に、生ものでした。