mizukawachiharu’s blog

水川千春の制作記録

宮城

おはようございます!
石巻でも、道で拾ってます。


大きめのものを、すこし炙り始めました。今回の水は、出方がやわらか〜。
 ふんわりしてる。


いつも、濃く出すところはどんどん火で強めに炙っていくんだけど、炙っている最中が、めちゃ美しくて、途中の薄いのもすごい好き。でも、下からどんどん焦がしていきます。ああー、今の薄い染み、きれいだったなーとか、さっきのにじみ具合、絶妙だったなーとか、そういうのも味わいながら、どんどん焼いて、紙の上で消えて変わっていきます。焼いたら焼いたで、ああー、この濃い焦げ、いい色でてるなーとか、そうなるんだけど、やっぱり途中の美しい瞬間も、すごく愛し。

日常生活の時間も、同じ感じがする。


夕方、立石さんと、商店街の酒屋さんにいきました。試飲で、めちゃ飲ませてもらった。


いろんな地元の方と会って話します。今は、復興復興言わないで、普通のことが、普通にしたい。という声を聞いたり、外からたくさん人が入ってきて、前よりも町に人がいる。とか、あいつとあいつが仲悪くて、共にやっていくことは出来ない、とか、それがまた、いい、とか、悪い、とかも、いろんな声をききます。どれも、人らしくて、被災地じゃないどの町にも、ある、リアルな人の感情なんだな。と思います。

自分が実際に、目の前の人や、いま居る場所や、そこで出くわした出来事から、1つ1つ出会っていくことでしか、本当のこと知っていけない。と思うので、滞在中は、意識的に、果敢に、ていねいに、出会っていこうと思う。ずーっとオン。でもこれって「制作する」という、ひとつの勝手な軸があるから、自分が壊れずに知っていけるんだなと、思う。見せてもらえたり、ましてその上、そこで何かものをつくらせてもらえる。というのは、幸せ。なんです、ほんとう。



↑夜、立石さんと、東京から来た方と、ご近所の「鳥厚」さんへ。

深夜、パルコさんと、ハルカちゃんが、到着する。


深夜、あぶっていたら、小さく「すごい…」とつぶやく声聞こえて、ビクッとなったら、階段のところから立石さんが、顔だけ出してのぞいていて、にやっと笑っていた。猫みたい。こうやって、身近に制作中を楽しんでくれる人がいるのも、しあわせ。です。

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